盗んでリ・リ・ス
盗んでリ・リ・ス最終更新2007.1.19
作者:てぃんくる
(簡単な)ストーリー
とある国に大貴族の令嬢、リリーナ=コラーディという少女がいました。彼女の兄は美術展などでもよく出展されるほどの画家なのですが、
展示されてもすぐに謎の怪盗――リリスに奪われてしまいます。悔しそうな兄、ミッシェルを前に複雑そうなリリーナ。何故なら彼女こそ
怪盗リリスその人だからです。ある時業を煮やしたミッシェルはリリスを一人で捕まえようとしましたが、失敗。いつも掛けているメガネ
が取れてしまった彼はリリスの姿をうすぼんやりとしか見ることができず、正体が明かされることはありませんでした。しかし彼はどうい
うわけかリリスに恋をしてしまったようです。そんな彼を見てやっぱり複雑そうなリリーナ。何故なら彼女はミッシェルが好きで、自分の
事を見てもらいたいからです・・・といったちょっと昔のテイストを含んだ(?)マンガ 。ちなみにアクションとかはあんまりないです。
主な登場人物
リリーナ/リリス
容姿端麗、頭脳明晰、運動神経抜群と絵に描いたようなスーパーお嬢様。悩みは愛しのお兄様のことと自分が幼児体系であること。
兄ミッシェルの絵のモデルをつとめるが、その絵が毎度毎度恥ずかしさバクハツなため(後述)怪盗リリスとして絵を回収している。
「お利口」というイメージを崩さぬようにしているため、あんまりミッシェルに甘えようとしない。結果両者の中は進展しない(しても困るが)。
一転リリスの時はミッシェル側が積極的ということもあり、結構いい雰囲気に。自分であって自分でない存在に恋する想い人・・・複雑。
ちなみにリリスの姿は専用コスチュームを身に纏い、普段は下ろしているロングヘアをまとめているだけで顔はそのまま。でもバレない。
ミッシェル
リリーナの兄。才能溢れる優秀な画家らしいが、描くのは少女の――しかも妹のヌードばかり。理由は未だに不明(これがリリーナを
リリスとして活動させる理由である)。リリスに恋をし、彼女に会う際は眼鏡をはずす。それだけで正体を見破れない。割と引きこもり
がちであったり生活能力もなかったりだが、そこが母性本能をくすぐるのかなんかモテキャラになっている。いろんな意味で一番謎の人物
ソフィア
コラーディ家使用人。メイドさんである。いつもリリーナの傍にいて彼女の相談相手にもなってくれる。リリスのお供もしており、
ちょこちょこ発明品をリリスに持たせ、自分は退路の確保や監視に回ることが多いようだ。普段は真面目っぽいがリリーナをからか
うお茶目なところも。第5話は彼女にとって転機とも言える回である。変装時はいつも三つ編みにしている髪を下ろし、専用コスチ
ュームを身に纏うだけ。まぁあまり表に出ない分平気なのかもしれない。リリーナ同様自分の胸が小さいのを気にしている。
沙綾
コラーディ家親戚。日本人の血が入っている、おかっぱ少女。ミッシェル大好きっ子で、毎度リリーナをやきもきさせている。
この娘もミッシェル大好き。「日本の伝統的な〜」と前置きすることが多い。「〜ですの」と喋る。打倒リリスを掲げるが上手
くいかない。リリスの顔もばっちり見たはずなのに正体に気付いてない。何故?まだまだお子様なところがあるが一番の巨乳。
クルティウス
多分マスコット。ちっさい竜か何かに見える。リリスを上空へ運んだりする。ちゃんと知性もあるようだ。
読むことになった契機と感想
ある日フラッと本屋に立ち寄り、目に留まったので買いました(ちょうど発売日だったようで)。まぁ理由は「てぃんくるさんだから」それだけ。
一話か二話あたりを以前チラッと読んでいましたが、詳しい話は知りませんでした。で読んでみて・・・ビックリですよ。
上の文を読んだ人ならなんとなく想像がつくでしょう。そう・・・『キャッツ・アイ』にそっくりなのです!!まぁ偶然かもしれませんが(そうか?)。
話の内容自体は結構薄味気味。いろんな意味で謎めいたミッシェルにツッコミをいれつつ、女性陣を愛でながら読むのが正しい選択かと。
とりあえず言えるのはてぃんくるさん好きでない人は止めたほうがいいかもしれないが、ファン(もしくは興味あるなら)なら読もうねと言うこと。
てぃんくらーにとってこの本の読みすぎは命に関わるぞ。いい意味でね。とにもかくにも大衆向けではないでしょう
最後に・・・なんでソフィアさんは巨乳じゃないんじゃーー(゚ロ゚♯)!!もしそうであったなら・・・orz ザンネンディス